vol.4 パールフラットシューズができるまでのお話し
パールフラットシューズは、Maysのオリジナルデザイン・製作のサンダルです。今年はレザークリエイター510base コラボレーションモデルのベルトのカラーバリエーションが、大人気です。
今日は、このサンダルができるまでの経緯を少しお話ししたいと思います。
私は2年前まで、中国の南部にある、広東省というところに7年間住んでいました。
ほぼ一年中暑い地域で、そして街がとても大きくて、道路も滑走路のように広く、1ブロック歩くだけでもヘトヘトになる程でした。そんな環境から、デザイン性よりも、ビーサンみたいな楽で涼しい靴をみんな履いていました。
以前は海外旅行にもよく行っていました。
普段の何倍も歩き回る旅行の時は、オシャレさよりも『歩くための靴』を履きがちでした。
だけど旅先の素敵なレストランにもオシャレな格好で行きたい。
ホテルに入る時も、スニーカーで旅行者丸出しはちょっと恥ずかしい。だけど二足持ち歩くのも面倒だし。みたいな経験が結構ありました。
そんな経験もあって私は、『歩ける』と『オシャレ』の両方を兼ね備えたスペシャルな靴を作ろうと思いました。
靴工場に勤めている中国人の友達、丹丹(ダンダン)にデザインスケッチを見せたら、快く製作を引き受けてくれました。
丹丹と一緒に、毎日のように靴の材料市場(広東省には様々な材料市場があり、世界中から多くのバイヤーが訪れています。とても大きな規模の市場が点在しています。)と靴工場に通いました。
夏はもちろんのこと、夏以外にも使えるように、結婚式のドレスや、お呼ばれワンピース、ホテルランチなどのちょっとフォーマルな場にも履いて行けるようなイメージでデザインしました。
もちろん、海外旅行用にも使えるような機能とデザインになっています。
ヒールは、ぺったんこよりも楽で、且つ足首が綺麗に見える3cmヒールにしました。
インソール内部には、最高級の低反発クッションを入れており、1日中歩き回っても本当に疲れないというお客様のレビューを今までに多数いただいております。
さらに、雨の日の滑りやすい道で滑って転ばないように、底面(アウトソール)には滑り止め加工を施しています。
子供がまだ抱っこ紐の小さな時も、いつもこのサンダルで出掛けていました。
かわいい靴になかなか出会えない、足の小さい方、大きい方にも履いて欲しいと思ったからです。
デザインだけでなく、どこまでも歩いていける、足のフィット感も重視したこだわりの1足です。
・仕様
アッパー : 合皮
ライニング : 合皮
インソール : 豚革+低反発クッション
アウトソール : 合成ゴム (底面滑り止め加工)
アクセサリー : シェルパール (6mm-14mm)
ヒール : 3cm
ストラップベルト穴 : 5穴